
今回のロンドンオリンピック柔道ギリシャ代表に選出されたトップアスリートである女子柔道家ユリエッタ・ブクバラは先日行われた国際柔道連盟のインタビューに対し、日本人柔道家を尊敬しまた敬愛しているが、自分がロンドンから持ち帰りたいのはあくまでメダルだと語った。
ブクバラは2010年東京で開催された世界柔道選手権女子57kg級では銅メダルを獲得しており、今回は2004年のアテネオリンピックに続き2度目のオリンピック出場。2004年のアテネオリンピックでは、自ら語ったように万全な調子でなく勝利には届かなかった。
そんな彼女は今、オリンピック生誕の地ギリシャでギリシャ代表選手団の一員であることに強い誇りを感じているという。
ブクバラは9歳で故郷のギリシャ西部のヨアニナで柔道を始め、現在2段を持ち、57kg級で戦っている。
経済危機真っ只中の今のギリシャでは、特にトップレベルの選手にとって受難の時と語る彼女は、自由な時間では飼い犬と過ごし、また数独をするのが大好きな28歳の女性。現在は公務員として働きながらアテネ大学で体育学を学んでいる。
インタビューでロンドンへと至った過程について問われた時には、「代表に選ばれるのは難しいのではと考えていましたが、新しいコーチがこの困難を克服できるよう私を支えてくれました」と答えた。
-Greecejapan.comでは、ユリエッタがメダルとともにギリシャへ凱旋できるよう応援しています。-
・2011年柔道グランドスラム東京:写真レポート/ユリエッタ・ブクバラ、イリアス・イリアディス
●Greecejapan.com/ 永田 純子