日本でも2005年に公開され好評を博したギリシャ映画「タッチ・オブ・スパイス(2003)」のタソス・ブルメティス監督が来年2018年に最新作「1968(原題)」を公開する。
12年の沈黙を破って発表したコメディ作品の前作「ノティオス(2015)」から更に2年、今回ブルメティス監督が満を持して放つのは監督の本領発揮と言うべき実在の出来事を取り上げたヒューマンドラマ作品だ。
物語は1968年(昭和43年)4月4日、8万人もの観客を集めたアテネのパナシナイコ・スタジアムでチェコのSlavia VS Praha (現 USK Praha)を89対82で下しギリシャ史上初めてバスケットボール欧州選手権で優勝し栄光をつかんだギリシャのAEKの勝利への道のりを中心に、彼らを取り巻く人々と軍事政権が始まったばかりの当時のギリシャの様子を描いている。
全撮影を終了し、現在編集作業中の「1968」は2018年ギリシャで一般公開される予定。