
日本を代表する舞台俳優・平幹二朗が10月23日(日)夜亡くなったことがわかった。82歳。
平氏は昭和8年(1933年)広島市出身。昭和53年(1978年)ギリシア悲劇の大家・エウリーピデースの代表作「メディア」で王女メディア役を演じたのち、昭和58・59年(1983・1984年)には作品の故郷ギリシャで「メディア」を上演。ギリシャの演劇人から絶賛されたその名演技は今もなお語り継がれている。

また今年1月には初演から37年振りに東京・新大久保の東京グローブ座で再び「王女メディア」を公演。ギリシャでもその公演を熱望する声が高まった中での悲報となった。
俳優としての功績が認められ、平成10年(1998年)には紫綬褒章を、平成17年(2005年)には旭日小綬章を受章した。