1908年のロンドン五輪から100年以上の時を経て、ギリシャ史上初の代表団の女性旗手が誕生する-。
今年2016年夏に開催されるリオデジャネイロオリンピックで、2004年のアテネ五輪・セーリング女子470級でエミリア・ツルファとともにギリシャに金をもたらしたソフィア・ベカトルが、史上初のギリシャ代表団の女性旗手に選出された。
オリンピックで常に先頭を歩むギリシャ代表団の旗手として、ベカトールは世界各国のトップアスリートの先陣を切ってリオのエスタジオ・ド・マラカナンにその記念すべき一歩を刻むこととなる。
ソフィア・ベカトールは1977年12月26日アテネ生まれの38歳。2004年のアテネ五輪・セーリング女子470級で金を獲得、2008年の北京五輪ではキールボート女子イングリングで銅を獲得しているセーリング界のトップアスリート。
旗手を務めるリオ五輪では、ミハリス・パテニオティスとともに2016年のリオ五輪からセーリング競技の新艇種に採用されたカタマラン(双胴艇)を男女混合で操る種目・ナクラ17級に出場する予定で、さらなるメダル獲得が期待されている。