欧州中央銀行(ECB)は2017年4月4日(火)新たな50ユーロ紙幣を発行する。
この新50ユーロ札は既に発行されたきわめて高度なセキュリティ対策が施された5ユーロ・10ユーロ・20ユーロ札に続き、ギリシャ神話の主神ゼウスに拉致されたフェニキアの王女で、その名がヨーロッパ大陸の語源ともなったエウロパをデザインに採用。これら新ユーロ紙幣の導入は、2013年5月の5ユーロ札の発行を皮切りに数年をかけて進められてきたもの。
欧州中央銀行(ECB)は今回の新50ユーロ札の発行に関して「今回の50ユーロ新紙幣の導入は、我々の通貨、ユーロをより安全なものとするだろう」とコメントしている。
この新50ユーロ紙幣にはエウロパの肖像画が描かれたホログラム帯、エウロパの肖像画の透かし、そして深緑から深青に色が変わる紙幣番号のインクといったこれまでの新ユーロ札に導入されたものと同様の最新技術が採用されている。