ギリシャ危機: 42万7千人の若年層が国外移住へ

 

ギリシャ銀行(Bank of Greece)が今年7月に発表した調査結果で、2008年時点から今回の調査時までの期間において、14歳から46歳までの年代のギリシャ人のうち42万7千人あまりがギリシャを去っていることが明らかになった。

今回の調査結果はここ100年のギリシャ人の国外移住の流れにおいて、ギリシャ独立後の1903年から1917年の第1回目、そして第2次世界大戦後の1960年から1972年までの第2回目の波に続き、第3回目とも呼べる記録的な動きを示している。

前2回の国外移住の主役は農業従事者や非熟練者であったものが、今回は主に職業経験のある高学歴の若年層が中心で、その目的地はドイツ、イギリス、アラブ首長国連邦等が多いという。

なお、2011年時点でのギリシャの人口は10,815,197人。

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