2016年6月20日(月)・22日(水)の2日間、リッツカールトン大阪とグランドハイアット東京で、輸入業者、酒販店、飲食店、ホテル等ワイン業界のプロフェッショナルを対象に選び抜かれたギリシャワインを紹介する試飲会とマスタークラスが開催された。
今回のイベントは5月に日本からワインの専門家らをギリシャに招いて開催されたセミナーに引き続き、在東京ギリシャ大使館経済商務部およびEnterprise Greeceが主催し行われたもの。20日(月)に大阪で、22日(水)に東京で開催された試飲会にはそれぞれ個性的で高品質なワインを生産する25のワイン生産者から35にも及ぶギリシャワインが勢ぞろい。これほどの規模でギリシャワインが一堂に会するのはここ10年ぶりということもあってか、試飲会には数多くのプロフェッショナルたちが真剣なまなざしで知られざるギリシャワインの可能性を吟味した。
また、試飲会と並行して開催されたマスタークラスでは、ギリシャからマスター・オブ・ワインの称号を持つワインのスペシャリスト、コンスタンディノス・ラザラキス氏が来日し2時間に渡ってギリシャワインの魅力を紹介。大阪で30名、東京で60名用意された席は申し込み開始直後に満席となる人気ぶりで、今夏のリオ五輪、続く2020年の東京五輪に向けて高まるギリシャワインに対する関心がうかがわれた。
試飲会・マスタークラス終了後にはカラツォリス・駐日ギリシャ大使とカテリナ大使夫人、ラザラキス氏が列席し、日本のワイン業界を代表するプロフェッショナル10数名を招いたギリシャワインのマリアージュディナーが開催。和やかな雰囲気の中、参加者たちは8つのギリシャワインとともにワインとの相性を考え抜いたメニューを楽しんだ。
ワインをはじめギリシャの多種多様なプロダクトに関する積極的なプロモーションが行われる中、今年夏には新たに日本にギリシャ商工会議所の設立が予定されているといい、これによりギリシャ・日本両国の経済活動の更なる活発化が期待される。
Photos: Junko Nagata ©GreeceJapan.com