2016年5月28日(土)から6月3日(金)まで、ギリシャに日韓それぞれ15の食品輸入業者らを招いて行われた商談会は成功のうちに終了した。
今回の商談会は東京の駐日ギリシャ大使館経済商務部とソウルのギリシャ大使館経済商務部とが主催し、ギリシャに対する投資拡大を目的とする枠組のひとつである「Enterprise Greece」の協力により実現したもの。
この中で、日本から招かれた15の食品輸入業者のうち13はこれまでギリシャ企業と取引の実績のなかった企業で、ほか2の企業は過去取引の実績があり、さらなる取引の拡大を目的に招かれたものという。
日韓の食品輸入業者らはアテネと北部の大都市テサロニキを訪問し、ギリシャの食品及びアルコールを除く飲料の生産者・輸出業者らとの商談会に参加。会期中には商談会に招へいされたギリシャ企業だけでなく、独自に行われた商談などと合わせて合計で1,000以上にも及ぶ商談が実施された。
また日本企業の代表者らの多くは自由時間に製造工場をはじめ、ヒオス島のマスティハやコリントスのゴジベリー(クコの実)、オリンポス山のシデリティス(ハーブの一種。茶として飲む)といった農産物の生産地を訪問した。
ギリシャ入りした日本企業の責任者らは、商談のほかギリシャ料理の魅力を紹介するプログラムにも参加。またアテネのアクロポリス博物館をはじめアテネや北部の大都市テサロニキを訪問するなど、食品だけにとどまらないギリシャの魅力をあらためて堪能した。