ギリシャ喜劇の巨人メナンドロスの「エピトレポンデス」3月公演から約8か月。古代ギリシャ演劇の原語上演を目標とし、2014年に東京大学文学部西洋古典学研究室を中心に結成された古代演劇クラブが、新たにメナンドロスの喜劇「デュスコロス(Dyskolos)」の初公演に挑む!
・GreeceJapan.com独占インタビュー:「古代演劇クラブ」-ギリシャ古代喜劇にかける思い
今年で66回目を数える伝統の東京大学駒場祭は、学生による約500の企画が参加し、来場者は例年10万人を上回るという、日本でも有数の規模を誇る学園祭で、今年9月に京都大学で行われたメナンドロスの「エピトレポンデス」公演後、満を持して披露する新作「デュスコロス」にふさわしい大舞台。
脚色・演出は「エピトレポンデス」と同じく岡本卓郎。今回は作曲・演奏に古代ギリシャ楽器奏者の佐藤二葉を迎え、「人間嫌い」の邦題で知られる「ディスコロス(Dyskolos)」の第一幕を上演する。紀元前316年、メナンドロスが25歳の時書かれた「ディスコロス(Dyskolos)」は、メナンドロスの喜劇の中で唯一完全な形で現代に残っている貴重な作品としても知られているもの。
入場は無料、カンパ制。
[ 古代演劇クラブ 第4回公演/メナンドロス 「デュスコロス Act.1」 ]
日時:2015年11月23日(月・祝)11:30より(30分程度)
場所:東京大学駒場祭・文三劇場(京王井の頭線「駒場東大前」駅)
入場無料(カンパ制)
原作:メナンドロス
脚色・演出:岡本卓郎
作曲・演奏:佐藤二葉
-GreeceJapan.comは、日本でギリシャ文化の「大使」として奮闘する若き才能が集まる古代演劇クラブの皆さまの成功を応援しています。
また、ギリシャの人々がいつかメンバーの皆さまをギリシャに招き、喜劇の生まれた土地を訪れる機会と、その作品を上演する日が訪れることを心より祈っています。