ギリシャ歌謡の歌い手の中でも最も優れたひとりであるディミトリス・ミトロパノス氏が今日4月17日火曜日64歳で亡くなったことがわかった。ミトロパノス氏は近年深刻な健康上の問題を克服するべく戦い続けていたところでの今回の悲報となった。
ディミトリス・ミトロパノス氏は1948年4月2日ギリシャのアヤ・モニで生まれ、中学を卒業する前から歌手としての活動を開始。1966年に世界的に有名なギリシャの作曲家ミキス・セオドラキスと『ロミオシニ』『アクシオン・エスティ』の2作品で、ギリシャ及びキプロスで開催されたコンサートにおいて共演する機会を得、その名を知られるようになり、続く1967年に45回転のアルバム「セサロニキ」でレコードデビューを飾った。
それからおよそ40年以上に及ぶ長い歌手人生の中で、セオドラキスをはじめとした多くの一流音楽家の歌を歌い、ギリシャの歌謡界に多くの功績を残した。
●『カロケリア・ケ・ヒモネス(いくつもの夏と冬)』
“どれほど夏と冬が過ぎようとも/私はあなたを待っている
涙の熱いしずくは/あなたが来るまで/私を焼き尽くすだろう…”