2015年3月7日(土)から9日(月)まで、アテネ国立庭園内に建つ会議場のザッピオで、ワインの大規模な見本市「イノラマ(Oenorama)2015」が開催される。
ギリシャ中から130以上におよぶワイナリーが集結するこの「イノラマ」は、1994年に初めて開催されて以来ギリシャの様々なワイナリーを世に紹介し続けてきた実績をもつ一大見本市。古代ギリシャ語でワイン(現代ギリシャ語では「クラシ」)を意味し、今も日常生活で使われる言葉「イノス」から採られたタイトルにふさわしく、様々な種類のギリシャワインが披露される。
今年は「アテネワインウィーク(Athens Wine Week)」も3月1日(日)から8日(日)までの日程で同時開催される予定で、ワインウィーク期間中はアテネ中のあらゆる場所で試飲会、ワインセミナー、発表会、講演会、ディナーパーティといったワインに関する数多くのイベントが行われる。
またこの他にも、30名あまりの芸術家たちがワインのオーク樽で作り上げた作品を披露する展示会「オーク・セッション:もしワイン樽が話せたら(The Oak sessions: If wine barrels could talk)」をはじめ、ワインの専門家たちによる30のミニ講演会「ワイン知識マラソン」、ワイナリーが生産したオリーブオイルを紹介する初めての展示会「Olive Oils by Greek Winemakers」まで、多彩なイベントが予定されている。
「イノラマ2015」はワイン産業に関わるプロフェッショナルから一般消費者まで広く門戸を開いている。このため、会期中3月7日・8日(土・日)は一般公開日、9日(月)は業界関係者のみ入場が可能となっている。