アテネ市郊外の海岸沿いパレオ・ファリロのフリスボスで2016年4月19日(火)復元された古代の軍船である三段櫂船(さんだんかいせん)のオリンピアス号が、修復作業の完了後行われた試験航海を成功させた。
全長36.9m、全幅5.5m、全喫水1.25m、35トンの大きさを持つオリンピアス号の170名の船員はいずれもギリシャ海軍の士官・下士官候補生ら。
現代によみがえったこの古代の三段櫂船・オリンピアス号の建造は1985年5月に始まり、2年後の1987年7月に完成したもので、2004年8月のアテネオリンピックでは聖火をピレウスに運ぶ大役を務めた。
ギリシャ海軍では将来、ギリシャの海運の歴史をより深く理解するため、一般市民を船員とした航海が予定されている。